「セカイの日本語〜みんなの声〜」の背景
普段の生活の中で私たちは「日本語を話す人」が多様であることをどれだけ意識しているでしょうか。「日本語=日本人」ではなく、色々な言語や文化にルーツを持っている人、日本語を学んでいる人、日本で働く人々、日本に興味のある人たちなど、あなたの周りにも様々な人がいると思います。また、2020年には東京オリンピック・パラリンピックを控え、多様な言語への対応力や柔軟なコミュニケーションの必要性が高まっています。日本でも社会における多言語化・多文化化が徐々に認識されつつあり、これはこの先もますます顕著になると考えられるでしょう。このウェブサイトでは日本語を外国語として話す人と母語として話す人、双方の経験を集めています。彼らの「声」を通して、私たちはどんなことを学ぶことができるでしょうか。例えば、言葉や文化の違い、情報の共有をすることにより、多様な考え方や見方を知ることができるのではないでしょうか。このプロジェクトでは日本語教育に携わる立場から「ことば」と「ひと」両方の多様性を意識した言語活動を行うことでコミュニケーションにおけるストレスを軽減し、お互いの理解につなげていく働きかけを行っています。まずは、かれらの「こえ」をきいてみてください。
プロジェクトチラシ
目的とゴール
日本社会における日本語を用いる多言語話者の言語や言語能力、コミュニケーションに対する柔軟な理解の促進
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日本語の多様性への意識の育成
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日本語から多様性に取り組む上で、単なる言語形式の簡略化の促進だけではなく、差異や違いに対する寛容性の育成を重点とした活動を行う。
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コミュニケーションにおける一つの答えや方法を提示するのではなく、多様な考え方や見方を理解できる契機となる機会を提供する。
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日本語クラスと教室外での理解を結ぶ実践的な活動
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日本語教育では多様な日本語が受け入れられているが、それを積極的に教室外の社会に働きかけていく必要がある必要がある。
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日本語の教育現場以外での理解とコミュニケーションの実践をサポートするリソースの作成、活動案の検討、活動実践モデルの提示。
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個人としての多様な日本語話者への理解促進
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個人の経験や考え、そして実際の言語活動の収集
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日本語教育グローバルネットワークプロジェクトについて
本プロジェクトは日本語教育グローバルネットワーク(GN)プロジェクトのうちの一つです。日本語教育グローバルネットワークには、日本語教育の研究・教育の交流と促進を目的に、世界12の国・地域の学協会が参加しています。GNプロジェクトは、加盟団体のうち2団体以上が参画するプロジェクトで、日本語教育グローバルネットワークによる承認を受け、遂行されています。
プロジェクトチーム
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カナダ日本語教育振興会
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米本和弘(東京医科歯科大学)
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柴田智子(プリンストン大学)
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川口真代(トロント大学)
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津田麻美(コロンビア大学)
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林寿子(サイモンフレーザー大学)
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ヨーロッパ日本語教師会
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岩﨑典子(ロンドン大学アジア・アフリカ学院)
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マルチェッラ・マリオッティ(ヴェネツィア・カフォスカリ大学)
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豪州日本研究学会(2016-2017)
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尾辻恵美(シドニー工科大学)
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中根育子(メルボルン大学)
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